鶯の音聞くなへに梅の花我家の園に咲きて散る見ゆ

梅の原産は中国であり、日本で梅干という言葉が見られるようになるのは平安時代。村上天皇が梅干しと昆布茶で病を治したと言われます。他にも砂糖やコーヒーなど世界中で忽ち元気になる、病に効く食べ物はありますが、梅干も同様当時より殺菌効果や胃の不調に効果があると認識されていたようです。

国内での主要な生産地は和歌山県ですが、先日山梨へ行った際には現地で採れる小梅を使った見た目可愛らしく味のしっかりとした梅干しも売られていました。ちなみに収穫量2位は群馬県(5740トン)3位は三重県(2090トン)です。

国内生産品はどうしても価格が高くなり、菓子に加工しても売り場が道の駅や土産物屋など限られます。一方中国産は国によって輸入を認めていない場合があり、やはり日本産の梅加工品が欲しいけど…というお客様の声をよく聞きます。

梅干は日本のみならず中国や台湾でもポピュラーな食べ物ですが、個人的には小さい頃お腹が痛くなると食べさせられた梅エキスが忘れられません。あれは酸っぱかった。

梅の花の時期も過ぎましたが、今年は弊社でも自家製の梅干しづくりに挑戦してみようかと思います。