「そうだ、輸出しよう」と思ったら(商談編)

前回は輸出を始める前の調査について説明致しました。

(前回の記事はこちら→「そうだ、輸出しよう」と思ったら(調査編) http://itohtrading.jp/blog-export

食品を輸出する際の問題点(禁止原材料を使っていないなど)をクリアできるとわかったら、次は海外のお客様と価格や数量などを決める具体的な商談に進みます。

商品紹介にあたっては、こちらから商品を提案する場合とお客様から具体的な商品名の問い合わせを受ける場合の2種類があります。

商品を提案する場合には、既存の商品ジャンルから発売される新商品もあれば、もちろん扱ったことのない新規ジャンルのお取扱いもあります。

季節、催事ごとに売れる商品も変わり、また食文化の違う海外では新しい客層に売り込むチャンスと捉え、国内の製造会社様より商品ご提案を頂くことも多いです。

現地のバイヤーからの問い合わせを受けた際は、すぐに条件に合った商品をご紹介できるよう常に様々な食品ジャンルに対応できるようにしております。

日本では毎年○○ブームのように限定された食材やパッケージなどに変化がありますので、輸出はそういった新しいものを次々と海外に発信していく楽しさもあります。

商品が決まったら、価格などの御見積もりはもちろん、出荷条件や各種証明書の発行可否についてもバイヤーと話し合います。

新規取り扱い商品については、現地でどのくらい売れるのか未知数の部分もありますので考慮して出荷の詳細をつめていきます。

一番重要なのは現地の売り場についてしっかりと考えることです。

たとえば、私たちが海外で買い物する際、英語以外のパッケージであると中身がよくわからなくて買いにくいこともあるかと思います。

ついついよく見る定番商品に手が伸びがちです。

英語や現地の言語に翻訳した原材料ラベルを裏面に貼付けすることが義務付けられてはいますが、売り場での印象や今後のブランディングのことも考えて、輸出用商品は思い切って海外用パッケージデザインに変更することも大事になってきます。

現地のバイヤーとの交渉や売り場提案など、製品の特徴や良さを活かした商談を進めて契約に繋げています。

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